こんにちは。愛球人と申します。
「愛球人ホームページ。」、第36回のブログエントリーの論題は、「2013年WBC、野球日本代表の3連覇実現に向かって、現時点で感じること。」です。
実質的には、ブログエントリーの本論の35回目になります。そして、NPBブログエントリーの4回目、野球日本代表ブログエントリーの2回目になります。
では、今回のエントリーにおける考察を始めます。
今回のエントリー執筆にあたり、まず、昨年の11月26日に執筆させて頂きました、「愛球人的2013年WBC野球日本代表28人枠」のエントリー記事を、合わせて拝読して頂けると、とても有難く思う感じです。
(図解1)自分の昨年11月下旬のエントリー記事のリンク。
http://aikyujin.jimdo.com/2012/11/26/自分-愛球人-が考える-現時点における2013年wbc日本代表28人枠-その1/
http://aikyujin.jimdo.com/2012/11/26/自分-愛球人-が考える-現時点における2013年wbc日本代表28人枠-その2/
で、2月20日、2013年WBC野球日本代表の「28人枠」が発表されました。下記に、リンクを貼らせて頂きたく思います。
(図解2)2013年WBCについての基本情報のリンク。
(1)ウィキペディア。
(2)WBC公式サイト日本語版。
http://worldbaseballclassic.jp/
(3)スポーツナビWBC特集ページ。
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/
(図解3)2013年WBC野球日本代表28人枠メンバーのリンク。
(2)[スポーツナビより]http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/team/360/detail/
結論的に述べれば、「野球日本代表において、決まった28人枠の選手を、3連覇実現のために、一人の人間、一人の野球ファンとして、全力で応援する。」と強く抱きます。
「3連覇実現」は、義務であり使命であることは勿論、28人が「心を一つにする」ことができれば、絶対に可能である、と強く信じています。
各国の代表メンバーも、揃った感じであり、今回も、スター選手がずらりと名を連ねております。
で、日本の場合、「MLB組(ダルビッシュ、青木、中島、球児)、及び、おかわり(中村剛)の不在」がクローズアップされていますが、ほとんどの国が、主力クラスの選手が不参加の感じであり(理由は様々でしょうが)、こうして考えると、日本の3連覇の勝機は充分あると、自分は信じているのです。
ですが、必ずしも「楽観的」とは思っていないのも、また現状なのです。どちらかといえば、むしろ「悲観的」でしょうか。知恵を絞らないと、足下をすくわれないとは言えない、決勝進出さえおぼつかない危険性も充分あり得る、とも思っているのです。
では、ここで、他国の状況がどうであるのかを、自分なりに考えてみたいと思います。
(図解4)2013年WBC、他国の代表メンバーがどうであるのか、愛球人的私見。
(1)韓国は基本的に国内組主体であるが、打撃陣はバランスの取れたメンバー構成の印象。投手陣がやや小粒に映るが、メンタルの強靭さは世界最高レベル。特に、絶対的抑え、呉昇恒(オスンファン)を擁しているのは、「大きな強み」といえる。
(2)キューバは伝統の「破壊力主体」の印象。グリエル、デスパイネ、ベル、アブレウ、セペダの中軸は要警戒が必要(しかもいずれも右打者。セペダは両打ち)。また、ピーキングが上手いので、昨年11月の強化試合とは別物の手ごわいチームと考えた方がよい。
(3)豪州、台湾のいずれかが、2次ラウンドで対戦と思われるが、普通にやれば勝てる相手。ただ、繊細な投球、粘り強い打撃は勿論必要になってくる。
(4)ベネズエラ(ミゲル・カブレラ。昨年のMLBの3冠王)、ドミニカ(カノー、H・ラミレス、エンカーナシオン、J・レイエス)、プエルトリコ(ベルトラン、A・リオス)、メキシコ(A・ゴンザレス)は、ここに強打が魅力の選手は何人か擁するが、選手層が厚いとは言えず、いずれも投手陣に不安なので、細かい継投を見誤らなければ勝機は充分あるかと。
(5)米国は歴代最強のメンバーを用意した、と考えてよい。特に、エースのジオ・ゴンザレス、抑えのクレイグ・キンブレルは実に強力であり、打撃陣も、ブラウン、テシェイラ、ライトの中軸は経験豊富なので要注意(しかもマウアーを除き、全員が右打者または両打者。ゾブリスト、ブルームクイストのようなマルチロールも擁している)。
このように考えると、日本が最も注意すべきは、「米国」「韓国」「キューバ」の3か国といえるでしょう。勿論、準決勝(恐らくドミニカかベネズエラ)も要注意ですが、むしろ2次ラウンドを突破する方がハードルが高いかもしれません(恐らく、韓国、キューバ、豪州または台湾との対戦と考えられますので)。
日程的には、恐らく、下記のようになるのでしょう。
(図解5)2013年WBC野球日本代表、日程シミュレーション。
(1)1次R第1戦 ブラジル(3月2日、福岡)
(2)1次R第2戦 中国(3月3日、福岡)
(3)1次R第3戦 キューバ(3月6日、福岡)
(4)2次R第1戦 豪州または台湾(3月8日、東京。1位通過の場合)
(5)2次R第2戦 韓国またはキューバ(3月10日。東京。ここに勝てば準決勝)
(6)2次R第3戦 韓国またはキューバ(3月12日。東京。ここに勝って米国戦回避を)
(7)準決勝 ドミニカまたはベネズエラ(3月18日。サンフランシスコ。恐らく日本時間の昼)
(8)決勝 米国または韓国(3月20日。サンフランシスコ。恐らく日本時間の昼)
(図解6)投球数制限のレギュレーション。
(1)基本的に、1次R65球、2次R80球、準決勝及び決勝95球。
(2)連投は2連投まで可能。連投したら中1日登板を空けねばならない。
(3)50球以上投げると中4日必要。30球~49球ならば中1日必要。29球以下ならば連投可能。
この、投球数制限は、WBC特有のルールであり、投手陣の層の分厚さが生命線の日本にとっては、有利なルールであったりもする訳ですが、「50球以上投げると中4日必要」ということは、第2先発は基本的には「49球まで」と考えた方がよいかも(少なくとも、2次R第2戦までは)、という感じかもしれません。
また、今回のWBCの各国の代表メンバーの顔触れを見ると、左の強打者が割と少ない印象を覚えます。いわゆる「左のワンポイント」の出番が、あまり多くないかも、という感じでもあるのです。
(図解7)「左のワンポイント」の出番が起こり得る、各国代表の左の強打者。
(1)米国(マウアー。捕手。恐らく7番)
(2)ドミニカ(カノー。二塁手。恐らく5番)
(3)メキシコ(A・ゴンザレス。一塁手。絶対的な4番。ただし対戦可能性薄い)
(4)韓国(李承燁、李晋暎、金賢洙、李容圭。ジグザグを組む可能性も)
韓国の打順の陣容がどうなるかはわかりませんが、「左腕だから」という出番の必要性は、韓国戦を除けば、さほどないかもしれない、とも感じます。
「左のワンポイント」は、今回の場合、森福(ソフトバンク)かな、と考えますが、ワンポイントありき、というよりは、ピンチのときに登場する方にウェートを置いた方がよいかもしれません。
むしろ脅威なのは、キューバの投手陣の編成はまだ不透明ですが、米国、韓国は絶対的な抑えを擁していることです(キンブレル、呉昇恒)。対する日本は、どうも牧田を抑えとする方向のようですが(面白い方法とは思う。尤も自分がこの陣容を率いるならば、杉内を抑えにしますが)、「全員野球」で戦うしかないのかな、という感じなんですよね。
では、上記のことをも踏まえて、自分(愛球人)が考える、「2013年WBCにおける、主要国(韓国、キューバ、米国)の予想スタメン」を、(その2)にて示したいと思います。
という訳で、長い文章になりますので、続きを(その2)にて記します。
何卒、最後まで御拝読して頂けると、とても有難く思います。
よろしく御願い申し上げます。